世界陸上2007大阪2007/09/11 22:47

夕焼け(アンテナで羽を休めるカラスたち)

 先日大阪で行われた「世界陸上2007」。日本人も一生懸命がんばっているんだけど、今ひとつ精彩を欠いた。メンタルな部分の弱さというか、自信のなさが露呈したように思えた。

 外国人に負けず劣らず、練習量も多いだろうし、自己管理もできていることだと思う。さすが足の長さは、火縄銃と竹槍ほどの差を感じて、こりゃかなわんと思ったが・・・。

 よく日本人は「自分を信じる」という言葉を使うが、「本当に、そうか~?」と言いたくなる。自分ほど頼りにならないものはないだろう。順風満帆のときはいざ知らず、ことあるごとに荒波に浮かぶ船のように、浮き沈みするのが人間だ。明日のこともわらないのに、そんな自分を信じるというのは、こわい。もちろん、健全なプライド、やるだけやったという自信は大事だが・・・。

 最終日の夜、ハイライトを見ていて、タイソン・ゲイが試合前にコーチとトラックの隅で跪いて、神に祈っている姿が映し出された。あれほどの大選手が神に祈る・・・。これはただごとでないと感じた。おのれの弱さを知りつくして、全能の神にすべてをゆだねる謙虚な姿。彼には、自分の人生を神にゆだねるという盤石な信仰、精神の土台ができているのだと思う。これが、試合の結果に表れているのだろう。

 現代の日本は、無宗教化しているように思えるが、これが日本人をだめにしている。倫理観も個人の人生観も曖昧で、基準になるものがない。それが、今の日本を混沌の渦に巻き込んでいるのだ。

 これからの時代、聖書の世界観を理解し、創造主なる神を信じるという基盤を持たなければ、日本人が世界で活躍し、リードしていくことはできないと思う。

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