パイプオルガン ― 2005/11/25 21:44
一昨日、ちょっとしたご縁で、指揮者でオルガニストでもある山田康弘氏のお宅に伺った。ご自宅に45名程入れるコンサートホールがあり、そこにはグランドピアノ、チェンバロ2台、クラヴィコード、そしてパイプオルガンがあった。
コンパクトサイズのそのオルガンの作りは重厚で、バロックの香りを放っていた。現代は、携帯もパソコンも車もクールなデザインで、温もりを感じる物が少なくなっているが、久しぶりにホッとする時をもたせていただいた。
チェンバロの蓋の裏側などは、緻密な絵が施されていて感動した。次回は是非、生の音と演奏を堪能したい。
さて、もう一つ驚いたことがある。山田氏邸宅のトイレである。なんとここもバロック調。金メッキの蛇口に、きれいに装飾されたチェストがあった。
徹底的なこだわり。真似をしようにも、うちの家風にはまったく合わない。
血筋、育ちから来る感性の違いを痛感させられたが、トイレで感動したのは
初めてである。
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