生きる ― 2007/07/08 21:47
「生きてさえいればいい」とよく言う。生きるか死ぬかという瀬戸際では、まず口をついて出てくる言葉だ。それは、やむを得まい。しかし、死ぬほどの(死ぬ勇気もないが)目にあっていなくても、生きることに疲れを覚え、死んでもいいかと思えるほど沈み込んでいると、この言葉は酷だ。生きる目的がわからず、苦しみの意味も理解できないのだから。
しかし「命あっての物種」ともいう。とりあえず、生きていれば、なんとかなるか・・・。
空梅雨 ― 2007/07/10 23:40
さいたま市に住んでいる。今日はしとしと降っていたようだが、やはり空梅雨だ。夏の水不足を考えると、もっと深刻に受け止めなくてはいけないんだろうが、晴れている方が、爽快だ。休みの日は、決まってデジカメをもって、ママチャリでサイクリングをする。
青々とした田圃に鷺がいる。カモの親子もいる。公園の池には、睡蓮が咲き、カモが羽根を休めている。ノウゼンカズラがこれ見よがしと咲き乱れ、その傍で、サッカー少年が、ボールと戯れている。
サイクリングロード沿いには、いつしかひっそりと、ヤブカンゾウも咲き出した。ノカンゾウと違って、花弁がくしゃくしゃとしていて、清楚とは言い難いが、梅雨時には欠かせない花だ。
田圃の緑によく映える。美しく、気負わず、見過ごされるようなところで咲いていても、威信を保っている。バラよりも素朴で凛々しい感じがする。
今、幸せですか? ― 2007/07/13 22:12
「今、幸せですか?」と聞かれたら、なんて答えようか?大学2年の息子と高2の娘がいて、ただでさえ一番大変な時に収入が不安定で、蓄えも底をついてきた。
不安で不安で仕方がない。バイトをしながら日銭を稼いで、コンビニの店頭でこっそり求人誌をもらって、仕事を探している。今日も一件、面接を受けに行った。
大学の用務員の仕事だが、月給はしれている。こんな状態で、「今、幸せですか?」と聞かれたら・・・、う~ん、不幸とは言えない。今までの人生の中で一番苦しいけど、不幸ではない。自分が成長するために必要な試練だと思うと、後の日に、あの時の苦しみは、このためにあったのかあ、と懐かしく振り返る時がきっと来ると信じているからだ。
いや、今、自分には家族がいるということ。これが「幸せ」そのものだろう。一人の方が気が楽とも言えるが、家庭の温もり、苦しみをともにしてくれる妻がいるということ。これだけでも感謝しないといけない。
就職決まったら、いっぱいうまいもん、食わしてやるからな。待っててくれ。
・・・、だから・・・、「今、幸せだよ」
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