プロフィール2007/09/23 23:33

密を求めて、曼珠沙華に止まるアゲハチョウ

 そういえば、私が何者かあらためて自己紹介したことがなかったので、簡単に触れておく。出身は大阪府堺市、高槻市に小学校5年までいて、その後は父親の転勤で、2度引っ越し、今のさいたま市(旧大宮市)に落ち着く。

 大学卒業後、サラリーマンをするが、全く性に合わず9ヶ月で退職。ヤマハエレクトーンの研修コースに入り、一年勉強して、3年間講師をする。が、サラリーマン時代の無理がたたって、体調を壊し、ヤマハも退職。半年以上静養し、その後19年間印刷関係の会社で現場の仕事、出版企画の仕事などいろいろこなしながら、趣味の写真に熱中し、本の表紙やチラシなどに使われだし、調子に乗る。

 プロの道を目指したが、挫折。が、ミニチュア作家の家内の作品を撮る仕事など、細々と写真活動はしている。カレンダーやポストカードなど数種類出版したが、食えない・・・。

 今は、工場で事務をしながら、これからの人生設計を立て直しているところ。今度の土曜日は、知人の結婚式でエレクトーンの奉仕。25年ぶりで、大丈夫かあ???

 その他、葬儀屋、ホームセンターで接客、クロネコヤマトで仕分け作業、製本工場、経理をほんのちょっと等々・・・、要するに飽きっぽい。人間失格。

世界陸上2007大阪2007/09/11 22:47

夕焼け(アンテナで羽を休めるカラスたち)

 先日大阪で行われた「世界陸上2007」。日本人も一生懸命がんばっているんだけど、今ひとつ精彩を欠いた。メンタルな部分の弱さというか、自信のなさが露呈したように思えた。

 外国人に負けず劣らず、練習量も多いだろうし、自己管理もできていることだと思う。さすが足の長さは、火縄銃と竹槍ほどの差を感じて、こりゃかなわんと思ったが・・・。

 よく日本人は「自分を信じる」という言葉を使うが、「本当に、そうか~?」と言いたくなる。自分ほど頼りにならないものはないだろう。順風満帆のときはいざ知らず、ことあるごとに荒波に浮かぶ船のように、浮き沈みするのが人間だ。明日のこともわらないのに、そんな自分を信じるというのは、こわい。もちろん、健全なプライド、やるだけやったという自信は大事だが・・・。

 最終日の夜、ハイライトを見ていて、タイソン・ゲイが試合前にコーチとトラックの隅で跪いて、神に祈っている姿が映し出された。あれほどの大選手が神に祈る・・・。これはただごとでないと感じた。おのれの弱さを知りつくして、全能の神にすべてをゆだねる謙虚な姿。彼には、自分の人生を神にゆだねるという盤石な信仰、精神の土台ができているのだと思う。これが、試合の結果に表れているのだろう。

 現代の日本は、無宗教化しているように思えるが、これが日本人をだめにしている。倫理観も個人の人生観も曖昧で、基準になるものがない。それが、今の日本を混沌の渦に巻き込んでいるのだ。

 これからの時代、聖書の世界観を理解し、創造主なる神を信じるという基盤を持たなければ、日本人が世界で活躍し、リードしていくことはできないと思う。

鈴虫2007/09/05 21:46

筑波山・女体山山頂からのぞむ関東平野

 昔の話だが、友人宅に遊びに行った。鈴虫を飼っていて、いい音色で、リ~ンリ~ンと鳴いている。秋の夜長に、あのチンチロリンをひとりで聞くと、日本有史以来、育まれてきたしっとりとした風情、情感に浸ることができるに違いないと思った。

 聞くところによると、外人は虫の音を聴くと雑音にしか聞こえないそうだ。なんと気の毒なデリカシーのない・・・、と軽蔑し、日本人に生まれてよかったと思った。

 早速、友人に5匹ほど譲ってもらった。エサのやりかたも教わり、空いている水槽を引っ張り出してきて、スタンバイ。一時間もすると、慣れてきたのかリ~ンリ~ンと鳴きだした。家族で食い入るように中をのぞき込み、鈴虫の様子をうかがう。

 さて、今晩から涼しい音色を聴きながら、安眠だとウキウキしながら床についた。寝入ってしばらくすると、り~んり~んと一斉に合唱が始まった。部屋中に響き渡り、うるさくて眠れない。しかも次第に音量が増す。風情も何もあったものじゃない。ただの雑音にしか聞こえないではないか。

 さすがにイライラして、風呂場に閉じこめて、ドアーを閉めてしまった。やっと安眠できるとホッとしたが、なんのために鈴虫を飼うのか疑問が出てきたら、また眠れなくなった。