生きる2007/07/08 21:47

屋根の上でまどろむネコ

 「生きてさえいればいい」とよく言う。生きるか死ぬかという瀬戸際では、まず口をついて出てくる言葉だ。それは、やむを得まい。しかし、死ぬほどの(死ぬ勇気もないが)目にあっていなくても、生きることに疲れを覚え、死んでもいいかと思えるほど沈み込んでいると、この言葉は酷だ。生きる目的がわからず、苦しみの意味も理解できないのだから。

 しかし「命あっての物種」ともいう。とりあえず、生きていれば、なんとかなるか・・・。